「ニギハヤヒ」3

 宛の除の一族は、かってディルムンを本拠としたシュメール人とカルディア人の子孫で、のちにソロモンのタルシシ船に参加したヒッタイトの製鉄カーストを吸収し、アラビア海のヤードゥ族をも従えてプール国をたて、ガンジス河口のコーサラ、マガタ両国のシャキィ族となってマレー半島のクラ地峡を越え、モン族の地を支配し、ベトナムに文郎国をたて、河南省の宛に製鉄コロニーを作りました。

 前二千年頃から前一千年にかけて、メソポタミアのバビロンの地をイシンという国家が支配をしていました。イシンが滅亡ののちにカルディア人は海の国王朝を建てます。ディルムンの本拠地はバビロン南方のバハレーン島です。ヒッタイトが滅びアッシリが勃興します。海の国のカルディア人はヴァン湖の周辺に建国されたウラルトゥ王国と協力しアッシリアに対抗します。これがニギハヤヒ王朝と後のウガヤ王朝の最初の出会いです。初めはアッシリアに勝利していましたが、段々に劣勢となり、ウラルトゥ王朝はウガヤ王朝に変身し陸のシルクロードを東遷します。海の国のカルディア人はヒッタイトの製鉄カーストを吸収し、アラビア海のヤードゥ族を従えてプール国となり海のシルクロードを東遷します。