ホーム

俀国

凡そ、一万二千年前氷河期が終焉し急速な温暖化が始まり、海面は急速に上昇しスンダ大陸は水没し、緑豊かなタリム盆地は大洪水となり、乾燥から砂漠化が進み食糧難に見舞われる。両地で高度な文明を営んでいたモンゴロイドのシュメール人達は各地に移住する。スンダ大陸のシュメール人はメコン川上流のバンチェン付近の照葉樹林帯に農耕文明の花を開かせます。タリム盆地のシュメール人達は五千年程を掛けてインダスを下りアラビア海からメソポタミアに到達し再び高度な文明を築き、勃興した遊牧の民セム族と衝突し混交し、新しい民族を形成しながら海陸のシルクロードを東遷し極東の列島に向かい数十次に渡り様々な種族として渡来します。時を同じくして照葉樹林バンチェンのミャオ族を中心としたシュメール人達もフェニキア人が運航するタルシシ船に乗り列島に渡来しました。

 6世紀中庸、大和飛鳥にあった秦王国はシメオン族系の第14代大国主命に男子が生まれず、当時の今来の豪族・東漢のレビ族に大王位を譲ります。2代レビ族の大王は譲位条件であった筑紫を奪還し、周辺国から俀国と呼ばれます。7世紀初頭、新興の隋に国書を送ります。奇跡の20年です。